レア・プレミアムバーボンを発掘

whisper

レア・プレミアムバーボンを発掘

2025.9.19 Fri.

バーボンの世界には「一期一会」という言葉がよく似合います。

定番の銘柄ももちろん魅力的ですが、時折ふとしたご縁で出会う一本が、飲む人の記憶に深く刻まれることがあります。今日はそんな「レアで、ちょっと特別な存在」のバーボンを、マスターの独り言のように紹介してみたいと思います。

J.W.ダント スペシャルリザーブ

正直に言うと、このボトルに再び出会えるなんて思ってもいませんでした。

終売から15年以上が経ち、もはや幻といっても過言ではない「J.W.ダント スペシャルリザーブ」。その名を耳にしただけで、当時の熱狂的なファンが顔を輝かせるほどの存在です。

今、うちのカウンターには偶然にもその一本が並んでいます。ショットで味わえる優越感、そして“あの頃”を知る人だけが分かる懐かしさと喜び。まさにバーボンラバー垂涎の一本です。

アーリータイムズ ブラインドアーチャー

「えっ、まだ残ってたの?」と驚かれる方も多いのが、このブラインドアーチャー

すでに市場から姿を消して久しいのですが、独特のフレーバーと遊び心ある味わいで、一度好きになった人の心を強くつかんだまま離しません。どこかお茶目で、それでいて堂々たる存在感。

希少なそのボトルを前にすると、バーボンの世界は奥が深いなぁと改めて感じます。

ベンチマーク プレミアムバーボン

そして最後に紹介したいのが「ベンチマーク プレミアムバーボン」。

普段はスタンダードなボトルで過ごしている方も、何かを頑張った日のご褒美に、あるいは大切な人と過ごす時間に、このプレミアムな味わいを手にしてみてはいかがでしょうか。多少お値段は張りますが、それ以上の満足感と余韻をきっと与えてくれるはずです。


こうして並べてみると、それぞれのバーボンに物語があります。
もう二度と出会えないかもしれない幻の一本。
飲むたびに過去の思い出を呼び起こす特別な味。
そして、今この瞬間を輝かせる贅沢な時間。

お客様にとって、うちの店で出会う一杯が「思い出になるバーボン」であったら、こんなに嬉しいことはありません。
このページを読んで、「ちょっと寄ってみようかな」と思っていただけたら、それこそ私の小さな幸せです。