横浜は馬車道のバーとして、またルーフトップテラスやソファ席があるお店として、そして原則会員制で運営するバーとして、大人の雰囲気を過ごせるお店つくりとお仕事の大切なお話ができる場所を目指していく。
そう考えて2年が過ぎました。
肩ひじ張らない大人の社交場
ただお酒を飲んで騒げるお店ではなく、お客様の気分や気持ち、そして日取りやお連れ様との関係に応じたご利用ができる。そんな雰囲気のある肩ひじ張らない大人の社交場を目指したいと考えています。
お越しいただく日によって、ちょっと静かに飲みたい時。楽しい話題で盛り上がりたい時。お連れ様とゆっくりお話をされたい時。いろいろなシーンに対応できるバーでありたい。そして、その場所を提供できるバーテンダーでありたい。
ちょっと心が疲れた時に、そっと差し上げる気遣いができるようにと、日々考えています。また愛煙家の方も嫌煙家の方も気を遣わずバーを楽しんでいただきたく、店内は完全に禁煙。おタバコはテラスで夜景を見ながらお楽しみいただくことをお願いしています。
ビジネスシーンでのご利用、デートでのご利用。そしてもちろんお一人でのご利用。そんな様々なシーンで臨機応変に応対できるバーテンダー。そんな風になりたいと常日頃より努めています。
関西で生まれ育ち、アメリカでの学生生活。その後の金融機関でのサラリーマン時代。この時期は、特にバーボンを飲み始めた頃でもあります。(この頃に飲んでいたのがオールドグランダッド114です。)そして今も幾つかの業務を並行しながらバーカウンターに立っている店主。
社会経験は多種多様に持っているつもりですので、お客様の様々なお気持ちに立てる大人の社交場にふさわしいお話ができるかと。
当店では会話もお酒の大切な友だと考えています
本音を言いますと、いろんなお話を聞かせていただきたい。お酒に対するお客様の思い出や、そのお酒を飲んでいた頃のお仕事のお話など。可能であれば、どこで誰とそのお酒を飲んでいたかまで。
そのお話の中に、きっと本当のお客様がいらっしゃると思っています。
バーカウンターの中からお客様を拝見していると、少しですが何かを感じとることができます。今日はお話をしていただける日なのだ…とか、今日は静かにお飲みになりたい夜なのだ…など。今はお連れ様と大切なお話をされているので、そっと待っていようとか。もちろんグラスの音でお酒がなくなったタイミングが分かるように、細心の注意は忘れないよう。
店主の知らないお話も聞かせて欲しいと願っていますし、店主の拙い話も時々はさせていただきます。
そんな一つ一つの話題が、お酒の友になっていてくれたら。きっと横浜にこのバーを開業して幸せだったと感じられると信じて、日々カウンターに立っています。
ウイスキー中心ですがお好みのカクテルもご用意します
当店はバーボンを中心に100種類以上のウイスキーを取り揃える横浜のバーです。店主がバーボンをこよなく愛しているため、このようなラインナップを行っております。でも、店主も時々はカクテルを飲むこともありますし、お店を離れ外に飲みに出たときは、日本酒だって飲むこともあります。
お酒は大切な話題の友だと思いますし、またお連れ様やお仲間様がウイスキーを好まない場合もあるかと思います。
そんなときはお気軽にご相談ください。事前のご予約や普段メンバー様がお飲みになるカクテル以外のフレッシュフルーツは、常に置いているとは限りませんが、極力お好みに合わせてカクテルもお作りさせていただいております。そのために是非、メンバー制度のご検討もお願いいたします。メンバー制度は、お好みを常に把握できる状態にしておきたいという気持ちが込められています。
不特定多数のお客様がご来店するお店では、カクテルの酒類も豊富に用意されているかも知れませんが、当店はこじんまりとした隠れ家的な小さなお店です。物理的に管理しきれないこともあることと、またメンバー様の居心地や使い勝手をとことん追求したいと考えているお店です。
こんなところも大人の社交場として、考えているサービスの一つです。
お腹が空いたときのお食事は…
当店は基本的に常時お食事のご用意をしておりません。お客様のご来店予定が分かっている場合の事前のご相談にて、簡単なフードをご用意することは可能です。または簡単なものでしたら、お作りできる日もございます。
もしくはテラスのグリルで何かを焼くのも、当店の楽しみ方の一つです。
材料はお持ち込みいただいても構いません。事前のご予約などでしたら、店主が選りすぐってご用意させていただくこともできますが、お時間にゆとりをもってご相談いただけると幸いです。お天気の良い時しか、テラスのグリルを使うことはできませんが、焼き鳥を焼いたこともありますし、ステーキを焼くことも可能です。
学生時代にアメリカにいたことがありますので、赤身がしっかりしたアメリカンビーフが好みです。
都会で生活していると、なかなか炭火で豪快にお肉を焼いて食べるということはできません。でも炭火の強い火力で焼くステーキって、どうやったって美味しく感じると思います。それが横浜ランドマークタワーの夜景を見ながらだと、さらに輪をかけて美味しく。
お天気の様子を見ながら、事前にそっとご連絡をいただければ、炭火を起こしてお待ちすることができます。お客様ご自身で味付けしたお肉をお持ちになって、お客様ご自身でお仲間とそのお肉を楽しむ、ということもできます。
お酒とお肉とお友達。きっと最高の時間を過ごしていただけるかと。
時にしゃべりすぎな店主でもいます
関西人であるということと、極度の人見知りということ。そして何よりお酒が大好きだという店主は、時折話過ぎてしまうかも知れません。そんな時は、ちょっと顔色で教えてください。お客様ほどではありませんが、多少の人生経験もございますし、仮に酔っていたとしても察するように配慮を欠かすことは無いようにしていたいと思っています。
お客様のイントネーションから関西の方だとわかると関西弁で話します。お客様が英語をお話になれば、拙い英語でお話することもあります。
ちょっとしたお仕事のお話も多少は話題を持っていたりします。金融機関に勤めていた経験から、ニュースや新聞(今はネットですが)なども毎日欠かさす読んでいます。昭和後期の人間です。バブルは残り香だけ感じました。
基本的には静かにしていますが、お客様のご様子を伺いながら、多少のお話をさせていただければ。こんなことを考え、今、横浜のバーをやっています。
基本は人見知りの店主
よくお客様がおっしゃるのですが、基本的に店主は人見知りです。だから隠れ家的なバーにしたのかも知れません。また、だからメンバー制にしたのかもしれません。初めてのお客様でも心地いい空間を作ろうと努力していますが、実は内心はドキドキしています。
自信のあるバーボンの話とか、共通の話題が見つかれば良いのですが、そこにたどり着くまでドキドキしています。
でも良いじゃないですか?お客様だって、ドキドキしながら当店の扉を開けてくださるわけですし。バーテンダーもドキドキはします。初めての出会いは共通の話題を見つけるところから始めるもの。ビジネスだって営業だって、もちろん横浜のバーだった同じなはずです。
もしこのページをご覧になってからご来店いただける初めてのお客様は、人見知りの店主の話題をしていただけると幸いです。
そして忘れないでください
バーテンダーはバーカウンターから出て営業することはできませんし、また、しません。当店はボトルキープにも対応しています。ウイスキーのボトルキープは基本的に期限はなく流すことはしません。焼酎のボトルキープは、その品質の問題から1年程度では飲めなくなってしまう恐れもありますので、お早めに飲み干していただきたいと考えています。
横浜にこんなバーテンダーが居るということを忘れないでください。お客様が店の扉を出られてからお戻りになるまで、ずっとこの場所で待っています。生きている限りですが。
いつかお客様が横浜にお戻りになる日の為、お客様がお飲みになられたウイスキーの銘柄、カクテルの酒類。していただいたお話も、きっと忘れないで待っています。
お客様がまた当店の扉を開けていただく日が来るまで。