エイティーサード

83番目の棚に、酒と言葉を並べる。

横浜の静かな片隅に佇む、たった10席だけの小さなバー。

言葉の向こう側にある、たくさんの出会い

世界中の酒飲みが集まる場所をつくりたい。そんな思いを抱きながら、最近は店で使う言葉を少しずつ広げています。まずは英語とロシア語から始めてみようと思い立ったところです。

港町である横浜という土地柄もあり、これまでも海外からいらしたお客さまとグラスを交わす機会は時々ありました。でも、もっと多くの方と直接お話できたら嬉しいなと感じています。英語については、かつてアメリカで暮らしていた経験もあるので、比較的すんなり入ってきます。ただ、ロシア語は現在進行形で勉強の真っ最中なんです。

どうしてロシア語なのかと聞かれると、単純にもっといろんな国の方と深く交流してみたいという気持ちがあるからかもしれません。英語を話す機会はそれなりにありますが、ロシア語で会話する時間は普段の生活のなかではなかなか生まれません。だからこそ、自分の言葉で話しかけてみる小さな挑戦が大切なのかもしれないなと感じています。

酒場という空間では、言葉の壁を越えて心が通い合う瞬間に出会うことがあります。完璧に話せなくても、伝えたいという気持ちがあればきっと通じるはずです。今日も新しい言葉を片手に、カウンターの向こうで皆さまのお越しをお待ちしています。