休みの日、ふとお客さんの顔が浮かぶとき。
お店のお休みの日って、ふとお客様のことを思い出すことが多いです。自分がどこかでいい時間を過ごしているときや、美味しいものを食べているときに、あの方はきっとこういう味が好きだろうなとか、今度お店でお話ししてみたいななんて考えてしまうんですよね。
「酒好きに悪い人はいない」なんて言葉をよく耳にしますが、長い間カウンターに立っていると、それに近い感覚を持つことがあります。お店という場所を離れて、自分のプライベートな時間を過ごしているときでさえ、お客様の顔が自然と浮かんでくるのは、それだけ普段の時間が自分にとって心地よいものだからなのだと思います。
お酒を介して出会う方々は、職業も年齢も本当にさまざまです。それでも、同じ空間でグラスを傾けながら言葉を交わしていると、不思議と心が通い合う瞬間があります。仕事の合間や休日のふとした瞬間に、あの人たちは今どうしているだろうかと想像することが、今の自分にとってはとても大切な時間になっています。
明日からまたお店の扉が開きます。次に来てくださったときには、どんなお話が聞けるでしょうか。そんなことを思い浮かべながら、静かに棚の酒瓶を眺める休日の午後も悪くないものだなと感じています。