桂浜のしっとりした空気から一転、
ひろめ市場に足を踏み入れた瞬間、旅は動き始めた。
なんだ、ここに来れば全部そろってるじゃないか。
食べて、飲んで、笑って、いつの間にか地元の空気に溶け込んでいた。
気がつけば、Bar探し。
細い路地の奥、ふと入った一軒で、常連らしき人と乾杯。
名前も聞かないまま、なぜか打ち解ける。
写真も撮ったけど、ここには載せられないな。
そして、どうしても歌いたくなってスナックへ。
またしても偶然見つけた店で、今度は人生の先輩ふたりにナンパされる。
気づけばアフターに同行。
どこに行ったかは、あまり覚えていない。
目が覚めたときには、ちゃんとホテルのベッドにいた。
高知の夜。
なにもかも偶然だったけど、すべてが導かれていたような、不思議な夜だった。