新しいホームページと、夜更けの嬉しいコール
数日前に「bar 83rd」のホームページをリニューアルしました。
自分でデザインに悩み、自分の言葉で想いを綴り、自分たちで運営しているホームページだからこそ、お店の細かな空気感や「痒いところ」にどうにか手が届くものになったのかなと、少しだけホッとしております。
そして今夜、早くもその新しくなったサイトが、ささやかながら嬉しい出来事を運んできてくれました。
静かな時間が続き、カウンターの中で磨くグラスも尽きかけた頃。お店の電話が鳴りました。 受話器の向こうから聞こえたのは、「今から4人で伺えますか?」というお問い合わせの声。
10席しかない小さなバーですから、せっかくお越しいただいても窮屈な思いをさせてしまわないか、どうしても気がかりになります。そして念のため、いつものようにお尋ねしました。
「当店はウイスキー中心のメニューですが、大丈夫ですか?」
すると、お客様から迷いのない声が返ってきました。
「はい、ウイスキーが飲みたいんです」
その一言を聞いて、思わずカウンターの中で顔がほころんでしまいました。
きっと、新しくなったホームページの「扉を開ける前に」のメッセージやメニューをご覧になり、当店のスタイルを理解した上で、わざわざ事前のご連絡をくださったのでしょう。
私たちが大切にしている「ウイスキーと静かに語らう時間」を求めて、この馬車道のビルの最上階まで足を運ぼうとしてくださる方がいる。お店の想いが、デジタルの画面を越えてまっすぐに届いたのだと実感できた、とても温かい瞬間でした。
これからも、この小さなバーのカウンターと、ホームページというデジタルの「83番目の棚」の両方に、大切なお酒と言葉を並べていきたいと思います。今夜も、良い余韻とともに。